クラス委員ブログ

受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!

2018.05.02

週末ローカル再発見クラス

【第1回】ちょっと寂れた温泉地から移住者が集まるまちへ

「週末ローカル再発見クラス」こと、通称“熱海クラス”がスタート!

熱海の新しい街づくりの潮流を感じる全4回のクラスが始まりました。

 

第1回は「ちょっと寂れた温泉地から移住者が集まるまちへ」と題して、熱海をこよなく愛し、地道に地域活性の取り組みを続けてきた市来広一郎さんが、ここ10年間で変化しつつある熱海のこれまでと今についてのお話をされました。

熱海といえば、「団体旅行や社員旅行の観光地」というイメージを持ってる方も多いはず。

昭和30〜40年代は、熱海の目抜き通り“熱海銀座通り商店街”を歩けば、人と肩がぶつかるくらい観光客が多かったそうですが、今から20年くらい前にはさまざまな施設が閉鎖して街がどんどん寂れていってしまったとのこと。市来さんは、自らが育った街のそんな様子を目のあたりにしながら、10年以内に熱海へ戻ると心に決めて就職活動に臨みました。

 

就職してからも、月1くらいで熱海に戻っていた市来さん。海や山、温泉や昭和な雰囲気の喫茶店に囲まれてのんびりした雰囲気が、日々の都会生活のアクセントになっていたようです。そんな体験から、都会の人と熱海の関わり方、使い方を考え始めたとのことでした。そして、2007年には熱海に戻り、本格的に熱海での活動を始めました。

 

熱海に戻った当時の市来さんが最もショックだったのは、熱海の地元の人の方が、熱海に対してネガティブなイメージが強かったこと。観光客から熱海のいいところを聞かれても、「何も無い」という回答ばかりでした。そんな熱海を変えるには、まずは地元の人の意識を変えるところからと始めたのが、地元の人に熱海を体験してもらう取り組み「熱海温泉玉手箱 オンたま」。

 

熱海の喫茶店や温泉、旅館などを通じた街の人とのふれあいや、海や山でのアクティビティなどを地元の人に体験してもらい、熱海のいいところを知ることでだんだんと街の雰囲気も変わっていったようです。

結果、地元の人たちも積極的に街作りに取り組むようになり、都心から来る人たちも増え、移住する人まで増えていきました。それまで街に漂っていた閉塞感が晴れてくるのを感じたようです。

 

さらに熱海の街を変えていく取り組みは加速。「クリエイティブな30代に選ばれるエリアをつくる」をコンセプトに、暮らしも仕事も自分たちの手でつくるようなおもしろそうな人たちが集まる場所作りが始まりました。

そんなスポットが少しずつ増えてくると、その場を活用したイベントを通じて、地元の人たちと外から来たゲストとの交流も増えていきました。すると、ゲストからもだんだんと「熱海がおもしろくなってきた!」と評価されるようになり、さらに多くの人たちが気軽に遊びに来られるよう「ゲストハウス マルヤ」が誕生しました。熱海クラスでは、フィールドワークでマルヤに宿泊します。

 

マルヤは素泊まりが基本ですが、これはゲストに熱海の街へ出て楽しんでもらうための一つの仕掛け。これにより、街の人たちがゲストをおもてなしするような関係もつくられていきました。街との接点を作ることで、ゲストみんなが街のファンになっていきました。

 

熱海はただの観光地ではなく、暮らしと観光が並存するおもしろい街。ひとたび熱海の街を体験してみると、これまでの熱海のイメージがガラッと変わるはず。その楽しみ方もさまざまで、観光地として訪れるもよし、自分なりの熱海のおもしろいところをみつけて定期的に訪れるもよし、熱海の居心地の良さに魅せられて定住するもよし。熱海はいろんな楽しみ方ができる街になりました。

 

まずは、週末にふらっと遊びに行ってみるところから。

このクラスでは、そんな熱海の楽しみ方を「再発見」していきます。

 

※「クラス委員ブログ」に記載された意見や表現などは、各記事の執筆者個人の意見・表現であり、
丸の内朝大学企画委員会によるものではありません。

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