クラス委員ブログ

受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!

2017.08.08

戦国武将と能楽探検クラス

戦国武将と能楽探検クラス 第一回

8月3日、いよいよ始まりました、丸の内朝大学初の能楽クラス!

これまで丸の内朝大学では、歌舞伎や日本舞踊など様々な日本の伝統芸能クラスがありましたが、能のクラスは初めてなんて意外ですよね。

講師は、九世橋岡久太郎先生。”九世”とはいわゆるジェネレーションを表現しています。先生は、3歳の頃から能を始められ五十数年能一筋の道を歩んでこられた方です。そんなすごい先生なのにとてもやさしく初心者でも分かり易い能のイロハについて解説していただきました。

まず驚いたのは、能はいろんな意味で世界一であること。

ひとつは、世界最古の演劇であること。なんと能は650年もの間、途切れることなく現在まで続いているそうです。ヨーロッパのオペラでも400年余りの歴史ということを考えると、本当に歴史ある伝統芸能であるという事実にそのすごさをつくづく感じました。

そして、なんと能はユネスコの世界無形文化遺産第一号に指定されているそうです。世界が認める文化遺産であることがこの事実でもよく分かりますね。

それから、能の舞台は世界一美しい舞台であること。どの位美しいかというと、能の舞台では絶対に素足では上がらず演者は白い足袋を履くそうですが、2時間程の演目を終えて足袋の足裏部分を見ても真っ白なままで全く汚れていない位に磨きあげられているそうです。フィールドワークで行く国立能楽堂が今から楽しみです。

映像で、初心者でも馴染み易い「葵上ーあおいのうえー」という演目の様子を先生よりご紹介いただいたのですが、ストーリーとしては、光源氏の正妻である某大臣の娘がもののけにとりつかれて病に臥してしまい霊媒師を呼んで診てもらったところ、源氏の愛人であった元皇太子妃が嫉妬のあまり生霊としてとりついていた、というなんともホラーな物語なんですね。やはり古より物語というのはどろどろとした人間関係が題材となることが常なのですねぇ。。。

また、能の主役を「シテ」と呼び、シテ方にはそれぞれ謡い方に流儀があるそうで、1.観世流 2.宝生流 3.金春流 4.金剛流 5.喜多流 に分かれるそうです。先生は最も主流の観世流とのことでした。

主役の他に地謡(じうたい)という、いわゆるコーラスを担当する謡い方が通常6-8人いるそうなのですが、面白いことにこの地謡の歌い手の方々は高音低音の担当を分けないそうです。相撲にレスリングのような重量級制度がないように、本来日本ではそのような体の特徴に合わせて分けるという概念はなかったようですね。柔道も世界に進出するまでは重量級制度はなかったとのことですし。これは何か民族的な意識の違いなのか、、、面白い話だなぁと思いました。

最後に鶴亀という基本的な能のお謡を先生と一緒に受講生全員で練習しました。先生のような響き渡る声には程遠くなかなか上手く歌えませんでしたが、これからしっかり練習していこうと思います。

そんな充実感たっぷりの第一回目でした。

クラス委員:みきちー、のじやん

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