毎週火曜日[食学部]農業クラス 〜食の根本は農にあり〜
農家のこせがれネットワークの若手農家による、
食や農業に関心のある意識の高いビジネスパーソンやOLのための農業クラス。

本当の日本の食事情から、リアルな農業話まで、普段はあまり気にせずに食材を選んだり、 外食の多い方が、この講座を通じて農家の顔の見える食材を食べたいと思ってもらえるような内容です。

毎回、ゲストの若手農家を招いて、農業を始めた経緯、農業ってちゃんと稼げるのかしら、地域との付き合いって大変そうだけど、農業の魅力、一日のスケジュール、おいしいものの見分け方、農薬について、オーガニックについて、食品偽装の問題について、農家とお友達になるとどんないいことがあるか、東京勤務と実家の農業暮らしメリットデメリットなど盛りだくさんの内容です。

田んぼで収穫体験や、農場でのバーベキューなどのフィールドワークも!

CURRICULUM -カリキュラムのご紹介-
第1回
10月6日(火) 60分 かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業とは(講師:宮治勇輔)
初回の講義では、我々農家のこせがれネットワークについての概要と農業界への想いをお話させて頂き、本講座を受けることで身につけられること、農業界の現状についてなど、農業クラスの概論を中心にお話させて頂きます。
第2回
10月12日(月)  現場に行けば何かがわかる〜農業の原点を知るお米の収穫体験〜
農作業と聞いて真っ先に思い出すのがお米の収穫ではないでしょうか。第3期農業クラスの実習では、農業クラス第1期で訪れた田んぼで収穫体験をして頂きます。1期生の方と取り組めるので仲間も増えて、2度美味しい農業実習です。
第3回
10月13日(火) 60分 6K産業?農業の本当の問題とは(講師:脇坂真吏)
今農業が実際にどのような仕組みで動いていて、そしてその中で生産以外に何が問題なのか、そうした構造的な流通の部分をお話していきたいと思います。固い話にならないように皆さんが楽しめるような授業を行っていきたいと思います。
第4回
10月20日(火) 60分 本当に有機がいいの? 有機農家さんに聞いてみよう(講師:久松達央)
一般的に「安全な食品を提供するのが有機農業」と思われていますが,畑の生き物のしくみを生かし,元気な野菜を育てることが本質です。無農薬はそのための手段に過ぎません。栽培面だけでなく,販売・経営面からの視点も含めて,有機農業の現場をリアルに報告します。
第5回
10月27日(火) 60分 若手女性農家から聞くお茶ときのこの話(講師:貫井香織)
5回目講義は、緑茶と原木しいたけがテーマです。 普段、何気なく買い物をしていると見落としてしまいそうになる「原木」「菌床」というしいたけのパックに貼られている表示。この表示が意味するもの、その違いを説明しながら、しいたけにまつわる話をしていきます。
第6回
11月10日(火)  若手農家によるパーマカルチャーへの取り組み(講師:笠原秀樹)
有畜複合小規模循環型家族経営農場(パーマカルチャー)というスタイルで、少量多品目野菜の有機栽培と平飼い養鶏を営んでいます。授業ではパーマカルチャーについても含め、新規就農をするに至った経緯や、パーマカルチャーを選んだ経緯、就農を実際にしてからの手順などといった部分のリアルなお話が出来ればと思います。
第7回
11月17日(火) 60分 若手農業プロデューサーが語る農業と地域の取り組み(講師:秋葉秀央)
地方においては、農業と地域は密接にかかわっています。ここではまず、皆さんの出身地域や故郷はどうなんだろう?と考えてもらうために、統計データなどを活用し、全国的にどんな問題点があるのか?なぜ今農業はこんなにも話題になっているのか?その本質に迫ります。次にどんな成功事例があるのか?面白い取り組みなどを紹介し、受講者の皆さんにも第一歩のアクションを起こしてもらいたいと考えています。最後に、千葉県に置き換え、千葉県の問題点や課題を探り、当法人の取り組みを紹介させて頂きます。この講義を終えて、皆さんの故郷に興味を持って頂き、できる第一歩を踏み出して頂きたいと考えています。
第8回
11月24日(火) 60分 最終プレゼンテーション〜課題発表〜(講師:脇坂真吏)
第3回の講義で受講生同士でチームを組んで、グループワークを行います。最終回ではグループワークの成果を伝える最終発表会を行います。ただ学ぶだけではなく本講座を受講したことで、農業の世界への関わり方を模索するきっかけになればと思っています。
番外編
食べて納得、みやじ豚バーベキュー & 課題中間発表
受講生同士の横の繋がりを深めるために、懇親会としてバーベキューをご用意しています。おいしいみやじ豚を食べながら課題の中間発表会を行います。
※BBQ費用は学費に含まれています。
講師:宮治勇輔
講師:宮治勇輔 (株式会社みやじ豚 代表取締役社長 / NPO法人農家のこせがれネットワーク 代表理事CEO)
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社パソナに入社。複数の新規プロジェクト立ち上げに従事して退職。実家に戻り養豚業を継ぐ。2006年に株式会社みやじ豚を設立。独自のBBQマーケティングにより2年で神奈川県のトップブランドに育てる。2008 年農林水産大臣賞を受賞。新たな取り組みとして日本農業変革のためにNPO法人農家のこせがれネットワークを設立。一次産業をかっこよくて・感動が あって・稼げる3K産業にするために活動中。
講師:脇坂真吏
講師:脇坂真吏 (株式会社NOPPO 代表取締役 / NPO法人農家のこせがれネットワーク 理事 COO)
東京農業大学在学中に全国の農家に研修・調査などに行く。同時に ベンチャー企業で「野菜ソムリエの店Ef:(エフ)」の立ち上げに 参画。店長などを務める。その後、若い人材が必要な農業界と農業 に興味を抱く若者の出会いの場を創る為、2006年3月株式会社 NOPPOを設立。都内でのセミナーや講演会などイベント事業を 軸に、農地での現地視察や研修、農業経営体験プログラム 「TeamLAP」などを展開。
講師:秋葉秀央
講師:秋葉秀央 (特定非営利活動法人TINA 理事長 / 株式会社なんじゃもんじゃリゾート 取締役 / NPO法人農家のこせがれネットワーク 理事)
大学4年次にITベンチャーの立ち上げに携わる。卒業後 「農家の営業マン」を目指し、「おこめナビ」を立ち上げ独立。2003年12月NPO法人TINA(東京都)を設立し、理事長となる。2004年より現在の本局がある千葉県山武郡横芝光町にて、農業体験「田舎日記」を企画し、年間800人程度の受入を行っている。2007年より千葉県に本局を移転し、九十九里まちづくり事業部とFDI事業部を新設。経済産業省「にっぽんe物産市プロジェクト・千葉県/九十九里・銚子エリア事業採択」など、九十九里/銚子エリアの「農と観光」を中心にしたまちづくりにも取り組む。
講師:貫井香織
講師:貫井香織 (お茶としいたけ 貫井園)
成蹊大学経済学部卒業。2001年採用コンサルティング会社に入社。大手金融、外食、不動産、サービスなどベンチャー企業から上場企業まで幅広く採用コンサルティングを手掛け、入社3年で課長代理、4年で課長へ。自社のCIを手掛ける中でIR・PRに興味を持ち、2006年PR会社に転職。自ら事業を手掛けたいという思いが募り、実家の家業を継ぐことを決意。2008年4月就農。狭山茶と原木しいたけの生産から直売まで手掛ける「貫井園」の跡取りとして農業修行中。
講師:久松達央
講師:久松達央
1970年茨城県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、総合商社に入社。田舎暮らしへの漠然とした憧れから脱サラ就農を目指す。受け入れ自治体の担当者から「農業は夫婦でするもの」と言われたことに強い違和感を覚え、「一人農業」の確立を目指して営農を開始する。旬の無農薬野菜の詰め合わせ消費者食販を中心に小規模有機農業で食っていく方法を模索する。現在では、3haの畑から年間50品目の有機野菜を生産し、全量直販で販売(畑からの風だより)している。
講師:笠原秀樹
講師:笠原秀樹
東京農業大学卒業後、アメリカ農業実習に参加するが、大規模経営に疑問を持ち帰国。造園会社でベルギー人のリーダーのもとガーデンデザイナーとして働く。そこで植物の視点に立ったものの見方を学ぶと共に、パーマカルチャーと出会い、ニュージランドに3ヶ月間WWOOFing。帰国後、ニュージーランドの夢のような生活が日本でも出来ないかと模索している中、有機農業に出会う。環境イベントで知り合った妻と結婚後、夫婦で栃木の有機農家に住込みで一年間研修。 2003年実家のある流山で就農。
コース名 [食学部]農業クラス 〜食の根本は農にあり〜
講師:宮治勇輔(農業プロデューサー)、脇坂真吏、秋葉秀央、貫井香織、久松達央、笠原秀樹
主催:NPO法人農家のこせがれネットワーク
日程

毎週火曜日 am7:30-8:30 全8回 (60分)
※第2回のみ月曜・祝日となります。
10月6日(火)〜11月24日(火)

学費 全8回 38,000円(税込) ※お米の収穫体験の往復バス代費用、BBQ体費験込
お支払方法:銀行振込み
会場 新丸の内ビル 10階 「エコッツェリア」
定員 40名
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