昨今、環境や教育など様々な分野でのソーシャルビジネスが盛んになってきています。「ソーシャルビジネス」とは、社会性が備わった事業性のあるモデルであり、これは企業がCSRや社会貢献をより進化させていく流れにも、とても参考になる分野です。欧米では週末やプライベートな時間を社会のために費やすというトレンドが生まれています。
本講座は環境への意識や世界の社会問題にも関心の高い人々が、仕事をしながら関わっていける様々なソーシャル企画を紹介しながら、参加、アイディアを出していく実践型ワークショップです。良いアイディアは、実際の企画としての実現も夢ではありません。
CURRICULUM:カリキュラムのご紹介
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第1回
4月20日(水) <基礎講義>環境ソーシャルデザインとは?プロデュースとは?
誰か強力なアイディアマンだけが企画をつくるのではなく、皆が日常で気づくことからソーシャルプロデュースは始まる。さまざまな事例や世界のトレンド、環境に関する基礎知識、今後の授業の流れなどを解説。
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第2回
4月27日(水) <基礎講義>ソーシャルデザインのアイディア術
環境やソーシャルな問題をプロデュースするための、基本的なアイディア術や、頭を柔らかくする企画発想の講義。宿題として次回までに、丸の内の日常で感じる解決したい問題を探してきてもらう。
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第3回
5月11日(水) <ワークショップ>第1回問題提議プレゼンテーション
各自1分程度で、自分が思う解決したい問題をプレゼンテーション。その中から皆の賛同の高い3~4つのテーマを選んでチーム分けを行う。
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第4回
5月25日(水) <ワークショップ>チーム対抗プレゼン中間ディスカッション
分かれたチームごとに、それぞれのテーマにまつわる世界の事例や様々な解決法など、素材となるものを集めてきてディスカッションを行う。
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第5回
6月1日(水) 第1回中間プレゼンテーション
各チームごとに資料を作成して、問題の解決方法をプレゼンテーション。後半は、具体的にそれらの企画を実行するために必要な要素の洗い出しを行う。
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第6回
6月8日(水) 企画が形になるまで・その① 運営におけるポイント!
企画を具体的に実行するために必要なポイントとなる「運営」についての、様々な事例やポイントなどをチェックする。
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第7回
6月15日(水) 企画が形になるまで・その② ソーシャルメディアの活用法
企画を実行するための重要なPR。世の中に広めるソーシャルメディアの使い方をレクチャー。
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第8回
6月22日(水) 最終プレゼンテーション発表
各チームごとに資料を作成して、問題の解決方法をプレゼンテーションする。
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古田秘馬
(プロジェクトデザイナー/株式会社umari 代表)
東京都生まれ。慶応大学中退。1999年にノンフィクション本『若き挑戦者たち』を出版。2000年渡米、NYにてコンサルティング会社を設立。2002年より東京に戻り、山梨県・八ヶ岳南麓の「日本一の朝プロジェクト」、東京・丸の内の『丸の内朝大学』など、数多くの地域のプロデュース・企業ブランディングなどを手がける。2009年、農業実験レストラン「六本木農園」を開店。
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兼松佳宏
(greenz.jp編集長/株式会社ビオピオ取締役/特定非営利活動法人R水素ネットワーク理事)
1979年秋田生まれのコンテンツディレクターで勉強家。フリーランスとして独立後、株式会社ビオピオを仲間たちと設立。世界を変えるグッドアイデアを厳選して紹介するウェブマガジン「greenz.jp」とグッドアイデアを集めるプラットフォーム「Blabo!」の運営を中心に、地域・社会貢献からブランディングまで幅広く手がける。