• my朝を、たのしむ市民大学
  • [2011年 秋学期] 開講!
[2011年 春学期] 講座
美人学部
金曜日 am7:30-8:30
新東京ビル 1階「丸の内カフェ」

「日本の生活美」講座
  講師:畑正高、黒田泰三、辻義一、山内悠、下中菜穂、「一保堂茶舗」スタッフ、林家ぼたん、泉二弘明、山口信博
  日程:全9回(60分) 4月22日(金)~7月1日(金)
  学費:36,000円(税込)

「日本の生活美」講座 日本では古くから、暮らしに根ざした様々な場面で習わしやしきたりが生まれ、季節に寄り添いながら大切にしてきた美しい生活様式が数多くあります。先祖から受け継がれてきたもの、また知っているようで知らなかったもの、現代においても身近なものなど、時代を超えて、様々な視点から、生活の中の日本の美しいものを集めた「日本の生活美」講座です。

ひとつひとつが今の私たちの生活の中で繋がり、広がって、美しいと感じる心を一緒に育てていけたらと願っています。便利な世の中ですが、忙しい日々で見過ごしがちな「生活の中の美しさ」に向き合う。そんな朝の時間をじっくりとお楽しみください。
CURRICULUM:カリキュラムのご紹介
  • 第1回
    4月22日(金) 香りと日本人
    講師:畑正高(「松栄堂」主人)
    香が初めて日本の歴史に登場してから1400年。長い歴史の中で、室町時代は、とても重要な意味を担っている。室町時代を中心に、香文化の変遷を見つめながら、わが国の文化的源流をひもとく。

  • 第2回
    5月13日(金) 日本の美・鑑賞入門
    講師:黒田泰三(出光美術館 学芸部長)
    美術を鑑賞することは、日々の生活をいきいきとさせ、ひいては人生を豊かにする。従来とは異なる見方をしたり、艶めかしいものや怪奇的な作品も併せて取り上げ、日本絵画史の豊かさを伝え、美の鑑賞について講じる。

  • 第3回
    5月20日(金) 懐石料理について
    講師:辻義一(赤坂「辻留」主人)
    懐石は、調和に始まり調和に終わる、といってもよいほど、器の色、形から味つけにいたるまで、そのとり合わせに心を砕き、計算された舞台のように美しいもの。懐石料理の老舗のご主人に日本の食文化について学ぶ。

  • 第4回
    5月27日(金) 「いまこの地球に立っていること」
    講師:山内悠(写真家)
    標高3千メートルの高さにある富士山の山小屋から600日間、撮り続けた「夜明け」。繰り返し訪れる地球の営み。そこでは毎日異なる風景が広がっている。日常の延長線上に確かに存在する風景を写真家と共に考える。

  • 第5回
    6月3日(金) 紋切り遊び〜手のひらに舞い降りる小さな「かたち」〜
    講師:下中菜穂(造形作家/東京造形大学講師)
    折り畳んだ紙を切る「紋切り遊び」を通して「文様を暮らしの中で楽しむ」文化を体感する。手を動かしながら「かたち」の中に歴史や人々の暮らしぶり、日本の精神を再発見。そんな「大人の自由研究」の面白さを知る。

  • 第6回
    6月10日(金) 抹茶、朝の一服を楽しむ
    講師:「一保堂茶舗」スタッフ
    作法が難しくて...、とためらいがちな抹茶。でも抹茶と茶筌(ちゃせん)さえあれば、簡単に楽しめる。普段使いの器でご自宅やお仕事中のデスクでもいただけるアイデアを京都の老舗、一保堂がご紹介。

  • 第7回
    6月17日(金) 落語と寄席入門
    講師:林家ぼたん(落語家)
    300年以上の歴史をもつ伝統芸能の「落語」は、笑って泣ける楽しい演芸。人情に溢れ、常に人と人とをつなげてきた、そんな落語と寄席の楽しみ方を初歩の初歩から学ぶ。

  • 第8回
    6月24日(金) きもので磨く
    講師:泉二弘明(「株式会社銀座もとじ」代表取締役社長)
    きものは最高の自分磨き。視線を注がれるという瞳のシャワーは、男性も女性も美しくする。現代の街並みに似合う、きものの着こなしや楽しむシーン、全国各地の職人たちとの顔の見えるものづくりついてのお話。

  • 第9回
    7月1日(金) 折形入門編
    講師:山口信博(「グラフィックデザイナー・折形デザイン研究所」主宰)
    折形とは、昔から日本に伝わる包みの礼法。お祝いの際の紙幣包みや、立て替えていただいたお金を返すときの小銭とお札の包み方など、日常生活ですぐ使える折形を通じて、その精神を学ぶ。

講師プロフィール
  • 畑正高
    畑正高
    (松栄堂 主人)
    1954年京都生まれ。大学卒業後、香老舗「松栄堂」に入社。平成10年、同社代表取締役社長に就任。香文化普及発展のため国内外での講演・文化活動にも意欲的に取り組む。
    公式URL : http://www.shoyeido.co.jp/menu.html

  • 黒田泰三
    黒田泰三
    (出光美術館 学芸部長)
    1954年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業。博士(文学)。出光美術館学芸部長、および日本絵画担当学芸員を務める傍ら、女子美術大学、東京芸術大学で講師も勤める。2008年第6回徳川賞(徳川記念財団主催)を受賞。
    公式URL : http://www.idemitsu.co.jp/museum/

  • 辻義一
    辻義一
    (赤坂・懐石辻留 主人)
    1933年生まれ。明治時代からの懐石料理の老舗「辻留」の3代目。15歳で料理の道を志し、20歳の時、料理人でもあり芸術家の顔ももつ北大路魯山人のもとで修行をする。東京・赤坂「懐石辻留」では、料理塾も開いている。
    公式URL : http://www.tsujitome.co.jp/

  • 山内悠
    山内悠
    (写真家)
    1977年兵庫県生まれ。独学で写真をはじめる。スタジオアシスタントを経て、2004年より本格的に作品制作を続ける。2010年秋、写真集『夜明け』(赤々舎)を刊行。受賞歴にcolor imaging contest 2006 特選、第31回写真新世紀佳作(野口里佳選出)、International Photography Award 2009Fine Art部門入選がある。
    公式URL : http://www.yuyamauchi.com/

  • 下中菜穂
    下中菜穂
    (造形作家/東京造形大学講師)
    江戸時代の『もんきり遊び』を通して「かたち」に込められた祖先の暮しぶりや精神を紹介。「文様を暮らしの中で楽しむ」文化を現代に蘇らせるべく、出版やワークショップ、展覧会など多方面で活動。今も生きている切り紙の文化を研究、フィールドワークし、はかない手仕事を次の世代に手渡すことができればと思っている。著書に『紋切り型』(エクスプランテ)『こども文様ずかん』(平凡社)など。
    公式URL : http://www007.upp.so-net.ne.jp/xpl/

  • 「一保堂茶舗」スタッフ
    「一保堂茶舗」スタッフ
    一保堂茶舗は京都に本店を構える日本茶専門店。穏やかな香りと上品な甘み、まろやかな味わいが特徴の「京銘茶」を扱い、お茶を販売するだけでなく、茶葉の魅力を伝える教室やイベントも開催。昨年12月、丸の内に京都本店以外では初の路面店をオープン。喫茶室も併設。
    公式URL : http://www.ippodo-tea.co.jp/

  • 林家ぼたん
    林家ぼたん
    (落語家)
    1980年浜松市生まれ。日本大学生産工学部卒業と同時に林家こん平に入門。「インターネット落語会」ナビゲーター、日本テレビ系「笑点」アシスタント、G+「言い得て妙」パーソナリティを務める。都内寄席や落語会の他、全国の幼稚園からケアハウスまで出張高座を行なう。宴席、会合などの司会、余興でも活動。寄席の踊り、玉すだれ、三味線(長唄)、篠笛、木やり。
    公式URL : http://www.fc-hayashiyabotan.com/

  • 泉二弘明
    泉二弘明
    (株式会社銀座もとじ 代表取締役社長)
    1949年奄美大島生まれ。1979年に銀座に店舗を開店以来、織や染めに特化した専門店「和織」「和染」の他、和文化の発信基地「ぎゃらりー泉」、業界初となる男の着物専門店「男のきもの」など、専門特化した店づくりを行う。”新しい時代の新しいきもの店”をスローガンに、素材にこだわった顔の見えるものづくりを進めている。
    公式URL : http://www.motoji.co.jp/

  • 山口信博
    山口信博
    (グラフィックデザイナー/折形デザイン研究所 主宰)
    1948年生まれ。グラフィックデザイナー。2002年より折形を研究する場、折形デザイン研究所主宰。俳句結社「澤」同人、俳号方眼子。主な仕事に、『住まい学大系』(住まいの図書館出版局刊)百巻の装丁がある。著書に『新・包結図説』(折形デザイン研究所刊)、『白の消息』、共著『折る、贈る』、『礼のかたち』(すべて、ラトルズ刊)などがある。
    公式URL : http://www.origata.com/

コース名 [美人学部] 「日本の生活美」講座
講師:畑正高、黒田泰三、辻義一、山内悠、下中菜穂、「一保堂茶舗」スタッフ、林家ぼたん、泉二弘明、山口信博
実施:株式会社イデー
日程 金曜日 am7:30-8:30
4月22日(金)~7月1日(金)
学費 全9回(60分) 36,000円(税込)
お支払方法:銀行振込み
キャンパス 新東京ビル 1階「丸の内カフェ」
定員 30名
持ち物 筆記用具など
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