「今は東京で働いているが、自分の生まれ故郷をもっと盛り上げられないだろうか?」、「いずれは地元と東京を結ぶ仕事がしたい!」、「東京にいながらでも日本の地域を元気にすることを手伝いたい!」、そんな地域を盛り上げるプロデューサーが今、日本には必要です。東京で働くビジネスマンやOLさんの経験とスキルが日本を変えるかもしれません。
本講座では、さまざまな地域の企画事例や、実際に活躍する地域プロデューサーを講師にお招きして、地域におけるプロデュースの仕方を学びながら、実際に今、地域が抱えている問題を、授業を通して解決していく実践型クラスです。
このクラスの受講資格は過去に、環境・ソーシャルクラス、農業クラス、温泉トラベルクラス、マネークラスのいずれかを受講している方に限らせていただきます。
CURRICULUM:カリキュラムのご紹介
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第1回
7月13日(火) 地域プロデューサーとは一体どんな仕事?
地域プロデューサーとは一体どんな仕事なのか?どんなひとが地域プロデューサーになるのか?どんな地域活性の事例があるのか?クラス内のチーム分けなど授業全体のオリエンテーリングも兼ねた基本講義。
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第2回
7月20日(火) 地域に眠る資源とは?
地域をプロデュースをする際に大切なのが、その土地の本質的価値。農作物や温泉、風景など、その土地により異なる。一過性の流行をつくるのではなく、永くその土地の人々と共に伝えていける魅力の探し方とは?
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第3回
7月27日(火) 商品開発をするに当たって
地域にはさまざまな地元の名産を使った商品があるが、お土産屋さんに並ぶ膨大な数の商品でヒットするものとヒットしないものには必ず理由がある。地域のヒット商品を生み出すヒントとは?
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第4回
7月31日(土)~8月1日(日) 現地視察・フィールドワーク
地域を1泊2日で訪れ、その土地が抱える問題や、未来への可能性を、実際に歩くことで感じとり、地域の人々の声を聞きながらチームごとに企画を練っていく。
※開催日が土・日曜日となりますのでご注意ください。
※交通費、入浴料は学費に含まれております。
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第5回
8月3日(火) プランディング・PRについて
地域をアピールする際に大切なことは、プランディングをするポイントをフォーカスさせること。世の中に伝わりやすい、地域の魅力の編集方法とは?
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第6回
8月31日(火) 大都市圏への販路・集客
地域の魅力や、売り出したい物、キャッチコピーなどが決まったら、いよいよ実際の売り込みに入る。どんな場所にどんな形で売り込みを仕掛けていくのかを練る。
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第7回
9月7日(火) 地域人材を繋げるコミュニティづくり
一過性のブームではなく、その土地に住むひとや訪れるひとが豊かな時間を過ごすためにも地域の人材の育成は必須。皆で意見を交わせる環境、次世代の人材の育成やコミュニティづくりは欠かせない。
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第8回
9月14日(火) 最終プレゼンテーション
これまでの授業・現地視察を通して、各チームごとにその地域の問題を解決する企画をプレゼンテーションする。
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河合克也
(ジャパンプロデューサーズプラットフォーム プロジェクトリーダー)
愛知県生まれ。思春期は千葉県と東京都で過ごす。2008年より2年間、経済産業省商務情報政策局情報政策課に在籍し、地域産品IT販路開拓支援事業「にっぽんe物産市プロジェクト」などの主担当として奮闘。本プロジェクトを通じて日本全国で活躍する地域プロデューサーとの出会いに大いに刺激を受け、現在はこれをネットワーク化した「ジャパンプロデューサーズプラットフォーム」のプロジェクトリーダーとして活動を続ける。
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本田勝之助
(福島県・会津若松/有限会社 会津食のルネッサンス代表取締役)
大正9年に創業された青果問屋、「本田屋商店」の4代目。地域の農業家と3代かけて培ってきた父の知識、経験、人との関係と共にこれからの日本の地域のあり方を会津がモデルとなって示していこうと日々奮闘中!地域に支えられ、仲間に恵まれ、辛さも苦しみも感謝に転ずる。会津に眠る潜在的な価値を最大限に引き出し、伝える活動を続けている。
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千葉大貴
(宮城県・仙台/有限会社マイティー千葉重 代表取締役社長)
2000年より宮城の酒蔵26社を集めたポータルサイト「地酒を親しむ会宮城」を開設。その後、仙台の特産品を集めたネットショップ「仙台名店.com」ほか、地域におけるウェブマーケティングの分野で数々の賞を受賞。2006年に経営者を中心とした異業種ネットワーク「朝カフェ」を主催。2007年からは全国で観光、飲食、ブライダル、地域商材の開発など幅広い分野で、ネットを使った地域プロデュースに取り組んでいる。
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蔵谷学
(栃木県・宇都宮/地域コンサルタント)
福井県出身。ジュネーブホテル学校修士課程終了。パリやスイスのロワイヤルモンソーホテル、インターコンチネンタルホテルグループ、ハイアットホテルグループにて勤務。帰国後は日本人のホテルマンとして、地域のホテルや温泉旅館を元気にしたいと考え活動中。その土地ならではの食・人・歴史があるから旅人は宿るをモットーに、2009年4月福島県裏磐梯にある築40年の3セク施設をリニューアルして温泉ホテルをオープン。
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古田秘馬
(プロジェクトデザイナー/株式会社umari代表)
東京都生まれ。慶応大学中退。99年にノンフィクション本「若き挑戦者たち」を出版。その後、雑誌「ポカラ」のプロデューサーを務める。 2000年渡米、NYにてコンサルティング会社を設立。2002年より東京に戻り、山梨県・八ヶ岳南麓の『日本一の朝プロジェクト』、東京・丸の内の『丸の内朝大学』など、数多くの地域のプロデュース・企業ブランディングなどを手がける。09年、農業実験レストラン「六本木農園」をオープン。